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L-0<1931>【Head stock】

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ギターの中で最もぶつけやすいところは、このhead stock(ヘッド)である。ペグ(糸巻き)が取り付けられる場所なので、 peg head(ペグヘッド)とも呼ぶ。このL-0は1931年製で、昭和で言えば、昭和6年。相当に昔であるが、 このギターはヘッド部も含め、奇跡的に美しい状態を保っている。

ヘッドのサイド部は、現在のギブソンに見られるような、内側に弧を描くように削り取られている形ではなく、 ストレートなラインを保っている。prewar style(プリウォー・スタイル、戦前スタイル)と呼ばれる。 頭頂部の特徴的なカーブだけは、この当時から今に引き継がれる、ギブソンのそれだ。

 

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ヘッド全体の形状で特徴的なのは、tapered head(テーパード・ヘッド)である。ヘッドの下側、 弦が乗っているナット側から、ロゴが入れられている先端側へ向けて、ヘッドの厚みがだんだん薄くなるようテーパーが付けられて、 シェイプされている。非常に手の込んだ加工だ。諸説があるが、ネック折れしやすいナット付近の強度を高めるための構造、 というのが一般的な解釈だ。

メーカーのロゴは、prewar script logo(プリウォー・スクリプト・ロゴ)と呼ばれる。スクリプト(筆記体) でGibsonと記されている。シルクスクリーンの技術を使って、白い塗料で、黒いヘッド部に鮮やかに記されている。このタイプの以前は 「The Gibson」と、定冠詞の「The」が付けられていた。文字自体ももっと小さく、水平に近い形で記されていたが、この時期の「Gibson」 のみのロゴは、右上がりに配置されている。

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