ES-335TD<1959>【Bridge】

1959年製のES-335TDのブリッジは、チューン-O-マチックブリッジ(Tune-o-matic bridge)と呼ばれる、ギブソンが独自に開発したアジャスタブル・タイプ。 弦を固定するテールピースはアルミ・ダイキャスト製だ。
ギブソンがチューン-O-マチックブリッジ(Tune-o-matic bridge)を開発する以前には、下の画像の1953年製Les Paulのようなバーブリッジなどが使われていた。

しかし、ギターの弦は、正確にオクターブのピッチを合わせるためには、1弦から6弦まで各弦ごとに、弦長を変えねばならない。 そこでギブソンが考案したのが、各弦ごとの弦の長さを、ブリッジの駒を可動式にすることで微調整できるようにするチューン-O-マチック。 バーブリッジでも十分実用に耐えるが、より正確を期すプレーヤーのために、このブリッジ形式を模索した。1950年代初頭に開発され、 1954年、Les Paul カスタムに初搭載、以後、多くのギブソン・ギターに使われるようになった。 1958年に生産が開始された335は、当初からこのチューン-O-マチックだ。
それまでにバーブリッジとして使われていたものは、弦を固定するテールピースの役目を担わせた。Les Paulのバーブリッジと、 ES-335TDのテールピースの形状が酷似していることがお分かりかと思う。テールピースとして使われるようになってからは、 バーブリッジにはあったオクターブ・ピッチ調整用の左右のイモネジは当然のことながら、廃止された。
ブリッジを固定するスタッドは、ボディにネジ穴を切り、直接固定されている。弦高の調整は、 左右にあるコインのような形状のネジを上下させて行う。
ブリッジの駒はブラス(真鍮)製。この年代は、現在のもののように駒を固定するワイヤーがまだない。駒は数年後、 ブラスからナイロンに変更され、音質は若干マイルドな方向へと変化していく。
当サイトと免責事項について
- Vintage Gibson Worldは個人で運営しているサイトです。
- 当サイト内の掲載情報をご利用された際に発生した、いかなる損害・トラブルについても一切の責任を負いかねますので、ご容赦ください。
