Contributed photos of web reader's guitar #2; 1926 L-0

でぃすくまんさんからご投稿いただいたのは1926年製のL-0。戦前のギブソンのオーラが全体からあふれ出ている素晴らしい逸品です。

落ち着いた印象を与えるアンバーカラーのオール・マホガニー。初期型に特有の5、7、9フレットのみにドット・ポジションのマーカーがあるタイプで、シンプル・イズ・ベストを体現するような美しさです。

ヘッド裏には、おそらくオーナーであろう人物の名を刻む焼き印が。80年以上の時を経て、いったい何人のギタリストがこのギターを手にしてきたのか、知るよしもありませんが、このL-0を心から愛したからこそ、自分の名をヘッドに刻んだのでしょう。
バックは、トップ同様、柾目の上質の材が使われています。

ブリッジは、この時期特有の、白いエクストラピンが3弦と4弦のピンの後方に配置されたベリーブリッジです。形状はベース部分とその上部に乗る部分、さらにサドル周りと複雑な3段構成になっています。
ヘッドは戦前特有の、サイド部分が直線的な形状です。
ロゴは、定冠詞付きのザ・ギブソン。細い筆記体がこのころの特徴です。のちの太い筆記体、戦後のゴシック体とはまた違う、プリウォーならではの雰囲気がヘッド周りに漂います。

ネックは画像を拝見する限り、ストレートな状態で安定しています。ネックも言うまでもなく、今となっては希少なホンデュラス・マホガニーが使われています。

ネック裏も素晴らしいコンディションです。

サウンドホール周りもピッキングによるスクラッチが見あたらず、美しい状態を保っています。パーフリングは白・黒・白のシンプルなものです。
以下はでぃすくまんさんのコメントです。希少なL-0をご紹介下さり、ありがとうございました。
「バックに大きなクラックあり(補修済み)、サイドに何箇所かクラックあり。状態はクラックなどもあるため、決していいほうではないですが、それでもきれいに残っています。ヘッドの裏には当時の所有者の名前でしょうか、A.T.SCHOFIRLD と焼き印されています。とても時代を感じる、歴史を感じる部分です! 当時使っていた人に思いをはせながら、現代にも引き継がれている(弾き継がれている)ことを思うと胸が熱くなります。84年、大正15年、もしくは昭和元年。ながいながい歴史を刻んできた、Gibsonフラットトップの最初のギターです。なんと、あのNHK、日本放送協会創立と同い年です!(笑)」
当サイトと免責事項について
- Vintage Gibson Worldは個人で運営しているサイトです。
- 当サイト内の掲載情報をご利用された際に発生した、いかなる損害・トラブルについても一切の責任を負いかねますので、ご容赦ください。
